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子どもたちは、生活そのものや遊びの中でたくさんの言葉を吸収します。
それはまだ話すことのできない赤ちゃんも一緒です。
まわりの大人(家族や保育者)が、子どもの言葉や表情、仕草で表した気持ちをしっかりと受け止めて応えていくことを繰り返すことが大切です。
豊かな言語コミュニケーションを育むために、言葉で伝えあうことの喜びを知り、楽しさを味わうことができるように関わっていきたいですね。
具体的にはどのように関わっていけばいいの?
そんなお悩みや疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
現役保育士として子どもたちと関わる中で大切にしたいこと、援助をするポイントを年齢別にお伝えしていきたいと思います。
今回は…
0歳児・1歳児編です。
0歳児
0歳児言葉の発達
喃語や身振りでコミュニケーション
小さな赤ちゃんは、言葉が未熟なため自分の思いや欲求を身振りや喃語で伝えてくれます。
特定の保育者が応答的に関わることで子どもの心が安定し、言語コミュニケーションのはじまりとなります。
喃語とは
乳児が発する意味のない声。言語を獲得する前段階で、声帯の使い方や発声される音を学習している。
最初に「あっあっ」「えっえっ」「あうー」「おぉー」など、母音を使用するクーイングが始まり、その後多音節からなる音(「ばぶばぶ」など)を発声するようになる。この段階が喃語と呼ばれるものであり、クーイングの段階は通常、喃語に含めない。
クーイングとは
生後2~3か月頃から聞かれる乳児の発声のことを言う。
クーイングから喃語へ
引用元:ウィキペディア
- 生後2か月ころからクーイングが始まる。
- 生後4か月ころから母音の喃語が始まる。
- 生後5か月ころから子音を含む喃語が始まる。
- 生後6か月ころから反復する音の喃語が始まる。
- 生後8か月ころから音がより明瞭になる。
- 生後10か月ころから身振りとともに発声がはじまり、意思伝達ができるようになる。そのかわり喃語は減り始める。
- 1歳のころには自分の名前を認識し、呼びかけに応えるようになる。
0歳児援助のポイント
応答的に関わる
まわりの大人(家族や保育者など)が応答的に関わることで、赤ちゃん自ら声を出し(クーイング)たり、微笑んだりするようになります。
応答的な関りが、その先のコミュニケーションの基礎となります。
子どもの表情や姿をしっかりと観察して思いを代弁しそれぞれの場面に適した言葉を掛けます。声と声の関わりが楽しくなるよう雰囲気を作ることが大切です。
指差しに応える
まわりの大人(家族や保育者など)と同じものを見て同じものを共有することが盛んな指差しにつながります。
指差しをする中で少しずつ覚えた言葉が、一語文につながります。
子どもが指差ししたものや、欲求の意味を理解して共感の言葉を添えながら関わることが大切です。
1歳児
1歳児言葉の発達
気持ちを言葉で伝えようとする
まわりの大人に寄り添ってもらい自分から相手に呼びかけたり、やりとりの中で簡単な言葉で自分の気持ちを表現したりする時期です。
自分のしたいことやしてほしいことを言葉で伝えようとします。
子ども同士の関りが増える
いつも近くにいる子ども同士、同じことをして遊んだり追いかけっこをしたりして遊ぶようになります。
簡単な言葉で嫌なことを訴えることができるようになります。
まわりの大人とは違うお友だちの存在に気が付き関りが育まれる時期です。
二語文を話し始める
大人の伝えたことを理解してくれるようになり、気持ちを信頼する人に伝えたいという欲求が高まります。
指差しや身振り、片言はもちろん「〇〇すき」などの二語文を話すことができるようになる時期です。
1歳児援助のポイント
言葉を受け止める
思ったこと感じたことをまわりの大人や友だちに共感してもらうことでさらに言葉で伝えたいという意欲が高まります。
子どもが自分の言葉で思いを表現できるよう援助していきたいですね。
子どもの声にじっくりと耳を傾け、聞き手に徹しましょう。
丁寧にゆったりと話を聞く
発音が未熟ではっきりと思いが言葉で伝わらず不機嫌になったり話さなくなったり泣いてしまったりすることもあるでしょう。
丁寧にゆったりと子どもの話を聞きましょう。
丁寧に聞いてもらえる経験を重ねることで、子ども自身も話を聞くようになり、徐々に相手に伝わるように話すことができるようになります。
言葉でのやりとりをする経験
簡単なごっこ遊びをする中で言葉のやり取りを楽しむことができるようになってきます。
場面ごとに適した言葉がけをするように関わり、言葉でやりとりをする楽しさを味わえるように援助していきたいですね。
言葉に親しみを持つ
「いただきます」「ごちそうさま」「ちょうだい」「どうぞ」など、仕草が一緒にできる言葉を覚えて使うようになります。
生活の中で使う言葉を理解できるよう、都度丁寧に伝え、子ども自身が親しみを持って話すことができるように援助していきたいですね。
まとめ
いかがでしたか?
年齢別に、言語コミュニケーションをとるためのポイント(0歳児・1歳児編)についてお伝えしました。
まわりの大人(家族や保育者)が、子どもの言葉や表情、仕草で表した気持ちをしっかりと受け止めて応えていくことを繰り返すことが大切です。
子どもたちの豊かな言語コミュニケーションを育みましょう(^^)
みなさんが笑顔になれるお手伝いができれば幸いです。
今日も1日お疲れさまでした。
明日も笑顔で過ごせますように😊
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