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子どもたちは、生活そのものや遊びの中でたくさんの言葉を吸収します。
それはまだ話すことのできない赤ちゃんも一緒です。
まわりの大人(家族や保育者)が、子どもの言葉や表情、仕草で表した気持ちをしっかりと受け止めて応えていくことを繰り返すことが大切です。
豊かな言語コミュニケーションを育むために、言葉で伝えあうことの喜びを知り、楽しさを味わうことができるように関わっていきたいですね。
具体的にはどのように関わっていけばいいの?
そんなお悩みや疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
現役保育士として子どもたちと関わる中で大切にしたいこと、援助をするポイントを年齢別にお伝えしていきたいと思います。
今回は…
2歳児-5歳児編です。
2~3歳児
2~3歳児言葉の発達
要求を言葉で伝える
自分がしたいことや相手にしてほいしいことを言葉で表現することができるようになる時期です。
おもちゃを使いたい、できないことを手伝ってほしいなど要求はたくさんありますね。
感動したことや経験したことを伝える
たくさんの豊かな経験を重ねる中で、気持ちが動き誰れかに伝えたいと感じるようになる時期です。
相手が分かるように伝えようとすることで、自分の思いがまとまるようになり考える力が身に付きます。
言葉のやりとりを楽しむ
ごっこ遊びをする中でイメージを膨らませて盛んに言葉を使うようになる時期です。
まわりの大人や友だちと遊びの中で言葉のやりとりを楽しむ経験をします。
2~3歳児援助のポイント
感動したことを共有する
「〇〇できたよ」「〇〇したよ/見たよ」など経験したことや感動したことをまわりの大人や友だちに共感してもらうことで、相手に分かるように言葉を考えて伝えるようになります。
話を組み立てる助言をしたり、子どもが自信をもって伝えることができるように見守ったりすることが大切になります。
挨拶をする
「おはよう」「いただきます」「さようなら」など日常的な挨拶ができるようになります。
親しみを持って自分から挨拶ができる子、そうでない子がいます。
無理強いはせず、温かい気持ちで見守り気持ちの良い挨拶が自然と身に付くよう言葉をかけていきたいですね。
子ども同士で会話をする
成長するにつれて自分の気持ちをコントロールして相手にわかるように話をしたり相手の気持ちを考えたりすることができるようになります。
子どもの気持ちを代弁しながら会話が続くように配慮し、コミュニケーション能力が高まるように援助していきたいですね。
疑問に思ったことを一緒に解決する
「なんで?」という質問を繰り返す時期です。好奇心や探求心が深まっていますね。
子どもの気持ちに寄り添いながら疑問や質問に答えたり一緒に考えたりします。子ども自身が答えを見いだすことができるように支援していきたいですね。
4歳児~5歳児
4歳児~5歳児言葉の発達
集団活動の中で話し合う
集団活動の中で、友だちとの言葉での対話が増え話し合いを繰り返すことができるようになる時期です。
思いのぶつかり合いやけんかが起きても自分たちで話し合って解決しようとする姿も見られるようになります。
言葉を豊かにするイメージができる
日常生活や遊びの中での豊かな経験をイメージとして心の中に積み重ねていきます。
イメージすることが想像力を膨らませ、さらに言葉の発達につながります。
言葉の楽しさに気が付く
お気に入りの言葉や響きの良い言葉を発見すると、繰り返し使ったり友だちと共感しながら一緒に使ったりします。
少しずつ言葉の楽しさや面白さに気が付くようになります。
4歳児~5歳児援助のポイント
イメージを言葉にする
絵本を読んだり読み聞かせてもらったりしながら楽しみます。
絵本の登場人物に感情移入してイメージを膨らませることができるようになります。
子どもが心の中に描いたイメージを言葉にして表現できる機会を設けることができると良いですね。
文字に興味関心を持つ
文字に対して興味や関心を持つようになります。
文字を直接的に教えるのではなく、子どもの思いを尊重し「知りたい」「表現したい」という気持ちに寄り添いながら関わっていきたいですね。
集団でコミュニケーションをとる
言葉で友だちと同じイメージをもって遊んだり、同じ目的に向かって集団で行動したりできるようになります。自分たちで決まりを作ることもできるようになります。
集団でのコミュニケーションから遊びが発展する様子見守ったり、必要な時には間に入りながら一緒に楽しんだりできると良いですね。
話を聞く態度を育てる
大人に十分に話を聞いてもらう体験を積み重ねることが子どもの話を聞く力の基礎となります。
子どもに「楽しい」と思ってもらえるよう話し方を工夫することが大切です。また、集中して話を聞くことのできる時間を作ること、その時間を少しずつ増やしていけると良いですね。
まとめ
いかがでしたか?
年齢別に、言語コミュニケーションをとるためのポイント(2歳児-5歳児編)についてお伝えしました。
まわりの大人(家族や保育者)が、子どもの言葉や表情、仕草で表した気持ちをしっかりと受け止めて応えていくことを繰り返すことが大切です。
子どもたちの豊かな言語コミュニケーションを育みましょう(^^)
みなさんが笑顔になれるお手伝いができれば幸いです。
今日も1日お疲れさまでした。
明日も笑顔で過ごせますように😊
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