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保護者の方からのよくある質問です。
保育園では食べているようですが、家では落ち着いて食べてくれません。
集中できない、座って食べない・・・
保育士をしていてよく聞くお悩みの一つです。
子どもの気持ちが食事に向かう環境になっていますか?
今日は、「食事に気持ちが向かう環境づくり」について保育園での実践をまじえながらお話したいと思います。
まずは、0歳児編です。
食事をする場所は決まっていますか?
保育園では、食事をする場所が決まっています。
私の勤める保育園では、ひとりひとりが座る場所も毎日同じです。
「いつも一緒」「いつも同じ」は子どもたちの心を落ち着かせます。
おうちでも、授乳の場所や食事の場所を決めておくと良いですね。
食事までの流れ
保育園では食事までの流れも毎日同じです。
席につくと、まずエプロンを付けます。
そのあと、おしぼりで口のまわり、右手、左手を拭きます。
口の周りを清潔に保つとともに、唾液の分泌を促します。
いつも握っている手は指を広げて丁寧に拭きます。
そして、「いただきます」をします。
1歳ごろになると「いただきますしようか」と伝えると、
両手を合わせてくれるようになります。
毎日同じ流れを繰り返すことで、子どもたちも食事までの流れを覚えてくれます。
0歳児クラスの子どもたちでも「今から食事だ~」と分かっていますよ(^^♪
足が床にしっかりとついていますか?
歩行できるまでは、大人の膝に座ります。
歩行が安定した子から椅子に座って食事をします。
この時に大切なのが、足がしっかりと床についているかということです。
足が床につかないと踏ん張れません。
結果、姿勢も悪くなったり、咀嚼にも影響したりします。
足がついていないのであれば、足置き台などを作り、机の高さやいすの高さなどを見直す必要があります。
最近ではハイチェアにも足がつくよう工夫されているものもたくさんありますね。
音や明るさなど刺激はありませんか?
蛍光灯の光や、音は子どもたちにとって刺激となります。
テレビは消えていますか?
テレビは目からも耳からも刺激を受けるので、消して食事に向かえると良いですね。
明るさも、保育園では食事の後にお昼寝ということもあり、調節しています。
自然光が入るのなら調節してもよいかと思います。
お天気や、環境などを見ながら、日中電気を消して真っ暗になるのであれば、消す必要はありません。
そして、食事中はなるべく大人も携帯電話やタブレットなどは離れたところにおいて、
子どもの食事に向き合いましょう。
食事に必要なものはすべて揃っていますか?
食事の席に着いたら、大人もその場を離れることを控えましょう。
保育園では、食事に必要なものをすべてセットしてから食事に誘います。
□エプロン □おしぼり □スプーン □離乳食(給食) □お茶(コップ) □ティッシュ
□ビニール袋 □台拭き(机用・床用) □ちりとり □消毒液
おうちだとウエットティッシュなどもあると便利ですね。
わが家では、リビングのテーブルの上にはいつも赤ちゃん用の手口ふきが今でも常備されています。
息子たちのおしぼり代わりにもなるし、ちょっと拭きたいときにもとっても便利です(^^♪
息子たち、それがないと、ってそれがあってもなぜか汚れを自分の服で拭こうとするので困るのですが・・・
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食事の時間
食事に向かう時間は、ミルクを飲む時間も含めて20分です。
たまに、「食事に1、2時間かかります。」というお話を聞きます。
お酒を飲みながら食べているわけじゃないのだから…
そんなにだらだら食べる必要はありません。
食べてほしいという思いが強すぎて、子どものためを思ってのことだと思うのですが・・・
逆効果です。
集中力はとっくに切れています。
20分を目安に食べきれる量に調節してあげることも大切です。
そして食べきれた満足感や、達成感などが味わえると良いですね(*^-^*)
まとめ
いかがでしたか?
今日は、「食事に気持ちが向かう環境づくり~0歳児編~」についてお話しました。
食事は毎日のこと。
環境づくりをしたとしても、食べたくない時だって、甘えたい時だって、体調が悪い時だってあるのです。
そんな時は、「今日はもういいか」と思える心の余裕も大切ですよ。
「集中して食事をさせないといけない」という大人の思いばかり伝えても、
お互いしんどくなるだけ。
大人も子どもも楽しく食事ができると良いですね。
みなさんが笑顔になれるお手伝いができれば幸いです。
今日も1日お疲れさまでした。
明日も笑顔で過ごせますように😊
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